美容皮膚科コラム

  • 2024.04.01

紫外線対策とは?日焼け止めの選び方やクリニックでの治療法

紫外線対策

紫外線対策は美肌を保つための基本です。しかし、どのような対策が必要なのか、日焼け止めはどのように選べばよいのかなど悩むことも多いでしょう。そこで今回は、紫外線対策の効果や具体的な方法、日焼け止めの選び方などについて詳しく解説します。

紫外線を過剰に浴びることの影響

紫外線量
出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/link_uvindex_norm56.html)

紫外線は、春から特に強くなり、年中降り注いでいます。春先になると紫外線量が増える傾向にあるため、冬の終わり頃から集中的な対策を始めることが大切です。

紫外線は肌にダメージを蓄積させることで、将来的にシミやシワ、たるみなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。

紫外線対策の方法

紫外線対策は、できるだけ早めに始めることが重要です。今は問題なくても将来的にシミやシワ、ほくろ、皮膚の免疫機能低下、皮膚がんなどさまざまなトラブルが起きる可能性があるため、後悔しないように紫外線対策を早い段階で始めましょう。

美しい肌を保つためには、毎日のスキンケアが欠かせません。日焼け止めの使用、帽子やサングラスの着用、日傘やアームカバーの利用などが挙げられます。

自分に合う日焼け止めを使う

日焼け止め

日焼け止めは、自分に合ったものを選ぶことが大切です。日焼け止めには、主に外線散乱剤と紫外線吸収剤の2種類があります。紫外線散乱剤は、肌の表面で紫外線を反射・散乱させることで、肌への負担を減らすタイプです。

一方、紫外線吸収剤は紫外線を肌の上で吸収し、熱に変換することによって紫外線のダメージを抑えます。紫外線吸収剤よりも紫外線散乱剤の方が肌への負担が少ない傾向があります。

紫外線を防ぐ能力については、SPFとPAに注目しましょう。SPFは日焼けを引き起こすUV-Bを防ぐ能力を示す指標で、PAはシミやシワを引き起こすUV-Aを防ぐ能力を示す指標です。SPFの数値が高く、PAの「+」の数が多いほどに、紫外線を防ぐ能力が高いことを示します。

正しいスキンケアを心がける

適切な洗顔と保湿ケアで肌のバリア機能を正常に保つことで、紫外線による肌へのダメージを抑えることができます。肌を摩擦したり、熱い湯で洗ったりすることは避けましょう。また、洗顔後はなるべく早く保湿ケアをして、水分の蒸発を抑えることが大切です。

また、日焼け止めは汗で流れ落ちるため、こまめに塗り直しましょう。

紫外線対策サプリを活用する

紫外線対策サプリ

紫外線対策サプリとして、ビタミンCやビタミンEといった抗酸化成分を含むサプリがあります。紫外線ダメージに対抗する成分を摂ることで、身体の内側から紫外線対策ができます。

ただし、サプリに含まれている成分量は非常に多いため、過剰摂取にならないように目安量を守ることが大切です。また、体質に合わない、持病の関係で飲まない方がよい場合もあるため、主治医に相談のうえ飲むかどうかを検討しましょう。

紫外線による肌トラブルの治療法

紫外線によるシミやシワなどの治療法には、レーザー治療や美容点滴・注射などがあります。

レーザー治療は、メラニンを選択的に破壊することで、シミやくすりを改善する治療法です。美容点滴は、紫外線ダメージに対抗するビタミンCやビタミンE、そのほかの美白成分などを配合した薬液を点滴で体内に取り入れる治療法です。また、注射もビタミン類や美白成分を体内に直接注入します。

肌トラブルの種類や症状に応じて適切な治療法が異なるため、紫外線による肌トラブルが気になる場合は医師に相談しましょう。

当院では肌診断機での撮影や丁寧なカウンセリングを行います

紫外線対策は、なるべく早く始めることが大切です。すでに、シミやしわ、たるみなどのトラブルが起きており治療を検討しているのであれば、まずは医師に相談するとよいでしょう。

神戸アカデミアクリニックでは、肌トラブルに関する正確な診断を行うために肌診断機を使用するとともに、丁寧なカウンセリングを行っております。

知識豊富な医師、看護師、スタッフが在籍しており、患者様の肌の状態や悩みをしっかりと理解し、適切な治療プランを提案します。まずはお気軽にご相談ください。