肌再生医療（プレステージPRP）

PRPとは、Platelet Rich Plasmaの略で、日本語では多血小板血漿と呼ばれ再生医療の分野で活躍しています。
血液の中にある血小板を多く含んでいる血漿（液体成分）です。

PRPを皮膚や頭皮に注入することで「成長因子」をつくり出し、肌の若返り、育毛・発毛効果が期待できます。血小板から出る成長因子は傷を元通りに治したり、ケガをする前のキレイなお肌に戻すことができます。

しかし成長因子は年齢を重ねるごとに減っていくため、シワやたるみなど肌の老化に対して、それを再生しようとする力が追い付かず「肌の老化」が進みます。血小板を濃縮したPRPを注入することによって、皮膚の細胞を再生させ、老化症状の改善、トラブルやお悩みの解消を図ります。

例えば、指や手を切ったり、足を擦りむいたりした時の、傷が治るところを想像してみてください。多くの場合、しばらくすると血が止まり、傷が塞がり、かさぶたになって、いつの間にか元の状態に戻っていきます。この流れの中には、血小板の力が大きく関わっています。血小板には、血液を止めるという働きがありますので、血小板が少ない人は血が止まりにくく、傷の治りも遅くなります。

～自身の血液から採取した皮膚再生因子で、マイナス10歳肌を目指します～

PRP療法とは、自分自身の血液を採取し遠心分離機にかけ、血小板を濃縮したものをしわや凹み部分に注入することで肌細胞を再生させる治療法です。
血小板がもつ成長因子の働きを利用し、肌の再生力を活性化し、しわ・たるみ・クマを改善します。

成長因子とは、コラーゲンの産生や皮膚の組織を修復させる働きをもつ成分があり、肌の若返りを図ってくれます。
ご自身の血液を使用するので、他の治療法に比べ安全性は高く、さまざまな症状の改善が可能になりました。

当院で導入している『プレステージPRP療法』は従来のものより7～9倍に濃縮できるため治療効果が長く持続します。
人工的な薬剤を使用しないので副作用を気にすることなく効果が期待できます。
また、頭皮に注入すれば増毛効果もあります。

従来のコラーゲンやヒアルロン酸といった注入物では改善の難しかった、ちりめん状のしわに特に効果的です。お顔や首、頭皮など皮膚はどこでも注入できるため、治療の困難な目の際の小じわへのアプローチができます。また、フラクショナルレーザー治療と組み合わせたり、深い窪みとなってしまったしわに対して、 ヒアルロン酸注射を組み合わせることで、より一層お肌の状態を若々しく整えることが可能です。

肌再生医療（プレステージPRP）は、患部の状態、注入量、注入範囲を適正に判断し治療していくことが最大のポイントといえます。
医師による丁寧なカウンセリング、経験と実績、センスが不可欠な治療法ですので、患者様のお顔全体のバランスを見極め、最大の効果を常に意識し治療を行っています。

平成26年11月25日より「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」が施行されました。
この法律により、再生医療（PRP療法）を行う医療機関は地域の厚生局に届出が必要となりました。
当院では、再生医療を行うにあたり、地域の厚生局に「特定細胞加工物製造届書」を提出・受理され施設番号を取得し、「再生医療等提供計画」が受理され計画番号『PC5150419』を取得しております。

A.個人差によって、内出血や赤みなどの症状が出る場合がありますが、1週間程度で落ち着きます。
日常生活の制限はほとんどありません。

A.ご自身の血液のみを使用し、人工的な薬剤を使用しませんので副作用を気にすることもなく、安心して治療を受けて頂けます。

A.ヒアルロン酸は、しわや凹んでいる部分に直接注入する治療法ですが、PRPは再生医療となり、細胞から若返るので肌全体にハリが出てきます。

A.可能です。他の治療と組み合わせることで、より一層お肌の状態を整えることができます。

A.個人差はありますが、2週間から2ヶ月程度で効果を実感いただけます。