美容皮膚科コラム
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脇汗を止める方法とは?治療法・セルフケアを解説
脇汗が大量に出ることで汗じみになったり、においが気になったりする場合は、原因を突き止めて適切に対処することが大切です。また、あまりにも症状がひどい場合は、クリニックで治療を受けることも検討しましょう。
この記事では、脇汗が出る原因や治療法、セルフケアなどについて詳しく解説します。
脇汗が出る原因
脇汗が出る原因は、次のようにさまざまです。
気候の影響
人は、気温が高くて体温が上昇すると、体温を下げるために全身から汗を分泌させます。この汗は、エクリン腺から分泌される無臭の汗です。
ストレス
精神的なストレスを受けると、交感神経が優位になることで汗の分泌が促されます。エクリン腺だけではなく、わきがの原因となるアポクリン腺からも汗が分泌されるため、においが気になる場合があります。
食べ物
辛い食べ物を食べると、味覚性発汗によって汗をかきます。唐辛子やブラックペッパー、しょうがなどを好んで食べる人は、汗をかくことが多いでしょう。味覚の刺激が原因のため、辛い食べ物をやめることで改善が期待できます。
セルフケアで脇汗を止める方法
脇汗は、症状に応じて適切な方法でセルフケアすることで、悩みを解消できる可能性があります。脇汗のセルフケアの方法について、詳しく見ていきましょう。
制汗スプレー・クリーム
制汗スプレーやクリームは、汗腺を物理的にふさぐことによって汗の分泌を抑えるケアアイテムです。こまめに使用することで、汗の分泌を継続的に抑えることができます。
脇汗パット
脇汗パットは、汗を吸い取ることで大量の発汗による悩みを軽減するアイテムです。肌か服に貼り付けることで、汗じみになるのを防ぎます。白やベージュなど、さまざまな色の脇汗パットがあるので、服の色に合わせて選びましょう。
生活・食事の改善
睡眠不足は自律神経のバランスを崩すことで、発汗を促す可能性があります。また、肉類や乳製品、脂質が多い食べ物はアポクリン腺からの発汗を促すため、なるべく控えることが大切です。
反対に、アルカリ性の食べ物にはにおいを抑える効果が期待できます。たとえば、酢を使用した料理、めかぶ、梅干しなどがあります。
治療で脇汗を止める方法
脇汗の治療法は、ボトックスやパースピレックスといった負担が少ないものから、手術でアポクリン腺を切除する方法までさまざまです。負担が少ない治療法の中から2つ紹介します。
ボトックス
ボトックスは、ボツリヌストキシン製剤を注射することでエクリン腺の働きを抑え、発汗量を軽減する治療法です。効果は数ヶ月から半年程度で低下するため、効果を持続させたい場合は定期的に受ける必要があります。費用の目安は1回につき6~7万円程度です。
パースピレックス
パースピレックス(Perspirex)は、汗腺にフタをすることで汗の分泌を抑える制汗剤です。1回使用すると、効果が2~5日程度続きます。パースピレックスの価格は、5,000~7,000円程度です。
脇汗は自力で治すことは難しい
脇汗は、自力で治すことが難しいとされています。軽度の症状であれば、セルフケアや市販の制汗剤で十分対処できる場合もありますが、多汗症の可能性もあるため、専門の美容クリニックでの診断を受けることが大切です。
神戸アカデミアクリニックでは、経験豊富な医師が適切な治療を提供しています。ボトックスとパースピレックスの2つの治療法を行っておりますので、負担を抑えつつ脇汗の悩みを解消したい方は神戸アカデミアクリニックまでお気軽にご相談ください。