美容皮膚科コラム
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シワの原因・種類・改善法は?クリニックでの治療とセルフケアの違いも
シワは、実年齢よりも老けて見える原因のため、なるべく減らしたいと考える方が多いのではないでしょうか。シワはセルフケアでは改善が難しいため、すぐにでも解消したい場合はクリニックで治療を受けるのがおすすめです。
今回は、シワの種類別に症状や原因について紹介するとともに、クリニックでの治療とセルフケアの違いについても解説します。
シワの種類・原因
シワに応じて適切な治療が異なるため、シワの種類を知ることが先決です。シワの種類別に、症状と原因について詳しく見ていきましょう。
小ジワ
小ジワは、皮膚の表面に現れる浅くて細かいシワです。主な原因は乾燥で、皮脂の分泌が少ない目元や口の周りなどに現れます。
乾燥によって肌の水分量が減少することに加え、ハリと弾力に関わるコラーゲンとエラスチンの減少も小ジワに関与しています。
たるみジワ
たるみジワは、皮膚のたるみによって皮膚が寄ることでできるシワです。表情の変化に乏しいことや加齢の影響によって表情筋が衰えたり、紫外線によってコラーゲンやエラスチンが減少したりすることで現れます。
表情ジワ
表情ジワは、表情の変化によって皮膚に刻まれるシワです。表情筋が動くときにシワができて、次第に固定化されていきます。また、加齢や紫外線によるハリや弾力の低下も表情ジワの原因です。
真皮ジワ
真皮ジワは、皮膚の奥深くにある真皮にできるシワです。コラーゲンやエラスチンの減少によってハリや弾力が失われ、深いシワができます。
しぼみジワ
しぼみジワは、肌のハリや弾力低下、皮下脂肪の急激な減少などによって刻まれる深いシワです。ほうれい線やゴルゴラインなどがしぼみジワに含まれます。
シワの治療法
シワの治療法は、シワの種類に応じて選ぶ必要があります。主な治療法と特徴、対応するシワの種類について詳しく見ていきましょう。
治療法 |
特徴 |
対応するシワの種類 |
---|---|---|
ヒアルロン酸注射 |
・表情の動きとは関係なく現れる深いシワに効果的 ・ヒアルロン酸によって内側からボリュームを与えてシワを改善 |
ほうれい線、深いしわなど |
ボトックス治療 |
・表情筋の緊張を和らげることでシワを改善 ・眉間、目尻、額などの表情ジワやたるみに効果的 |
眉間、目尻、額などの表情ジワ |
ハイフ |
・高密度焦点式超音波(HIFU)によって深層の脂肪層やSMAS筋膜に作用してシワを改善 |
小ジワ、ほうれい線など |
糸リフト |
・皮下に糸を挿入し、肌を引き上げてリフトアップする |
ほうれい線、マリオネットラインなど |
レーザー治療 |
・真皮層にレーザーを照射して肌の引き締めやコラーゲン産生を促進する治療 |
目元や口元の小ジワなど |
シワのセルフケア
シワは、セルフケアでは大きくは改善しません。主に、シワの悪化や新たなシワの予防を目的としています。
適切な保湿や栄養補給が肌のハリや弾力を保ち、シワの予防につながります。シワの予防に役立つ美容液やクリームを使用し、肌にうるおいを与えることが大切です。
シワ予防に効果が期待できる成分には、コラーゲン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セラミド、などがあります。
コラーゲンは肌の真皮層を構成し、ハリや弾力を与えます。加齢とともに減少するため、食事から適量のコラーゲンを摂取することが重要です。ビタミンCは抗酸化作用やコラーゲン生成を促進し、肌のハリやツヤを保ちます。
ビタミンEも抗酸化作用があり、肌のバリア機能を強化し、血行を促進します。
セラミドは角質層の保護機能を高め、肌のうるおいを保ちます。
さらに、生活習慣も見直す必要があります。十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事を心がけて肌の健康を保ちましょう。
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