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美肌は生活習慣から|睡眠・運動・食事で肌を整える医師のアドバイス

私たちは日々、SNSや雑誌で「美肌の秘訣」や「若見え習慣」といった情報に触れています。

「睡眠をしっかりとりましょう」「運動しましょう」「バランスの良い食事を心がけましょう」。

これらが健康にも美容にも良いのは、もう耳にタコができるほど知っているはずです。

でも、実際はどうでしょうか。

仕事や家事、子育て、人付き合い…やらなければいけないことは山積みで、気がつけば夜更かし、食事は簡単に済ませ、運動は「明日こそ」と先延ばし。

完璧な生活習慣を整えるのは、現実的にはかなり難しいものです。



肌は生活習慣に正直です。

ほんの少し、睡眠の質を上げる工夫をするだけで、翌朝の肌の手触りは変わります。

週に1〜2回の軽い運動でも、血色やハリは確実に良くなります。

食事の内容を意識すれば、1ヶ月後の肌の透明感は変わります。

つまり、美容医療や高級コスメに投資するよりも先に、生活習慣をほんの少し整えることが、美肌=健康への一番の近道になるのです。

ここからは、形成外科医の視点で、科学的根拠に基づいた「肌をきれいに健康でいるための生活習慣」を具体的にお伝えします。

 

肌の修復力を最大化 — 睡眠の力

睡眠は最も手軽で、かつ効果の高い美肌習慣です。

入眠後の最初の3時間は成長ホルモンが最も多く分泌され、肌の細胞修復やコラーゲン生成が活発に行われます。

これがいわゆる「美肌のゴールデンタイム」です。

おすすめ習慣

  • 毎日7〜9時間の睡眠を確保

  • 寝る1時間前はスマホ・PCを閉じ、照明を落として副交感神経を優位に

  • 寝る直前のカフェイン・アルコールは避ける

 

 

 

美肌のゴールデンタイムは入眠後3時間

かつては「22時から2時までが美肌のゴールデンタイム」と言われていましたが、最新の研究では時間帯そのものよりも、寝てからの最初の3時間が大切と分かっています。

つまり、22時に寝なくても、スムーズに深い眠りに入ることができれば成長ホルモンはしっかり分泌され、肌の修復が進むのです。

ただし、体内リズムを整えるためには、日付が変わる前に寝ることが多くの人にとって望ましいとされています。

22〜23時に眠れる環境を作るのが理想的ですが、まずは自分の生活リズムに合わせて「入眠後の深い眠りの質」を上げることを意識しましょう。

 

コラーゲン生成を最大化 — 運動の力

運動は血流を改善し、肌細胞に酸素と栄養を送り込みます。
特に週2〜3回の筋トレはコラーゲン生成を促し、有酸素運動は真皮の厚みや弾力を維持します。

 

おすすめ習慣

  • 週2〜3回の筋トレ(スクワット・腕立て・ヒップリフト)

  • 週2回の有酸素運動(早歩き・軽いジョギング)

  • 運動後はしっかり保湿+日焼け止め

 

 

 

運動後の肌は敏感

運動直後は肌が敏感になりやすく、紫外線や刺激物に対するバリア機能が一時的に低下することが報告されています。

これは運動による発汗や摩擦、血管拡張が原因と考えられています。

おすすめ習慣

  • 運動後はできるだけ早く汗を洗い流し、優しく保湿する

  • 日焼け止めを忘れずに塗る(特に屋外での運動後)

  • 肌を擦らず、やさしいタオルで軽く押さえるように拭く

 

 

 

肌の再生力を最大化 — 食事の力

肌はあなたが食べたもので作られます。

糖質過多は「糖化」を進め、肌のハリや弾力を低下させます。一方、コラーゲンペプチドや抗酸化食品は肌の潤いや透明感を改善します。

おすすめ習慣

  • 白米や砂糖を控え、野菜・たんぱく質を多めに

  • ベリー類・緑黄色野菜など抗酸化食品を毎日摂る

  • サプリメントで補給

 

 

 

極端な糖質制限は美肌から遠ざかる

糖化は、体内の余分な糖がたんぱく質と結びついてAGEs(終末糖化産物)を作り出し、これが肌のハリや弾力を低下させる原因になるため「糖化は悪い」とよく言われます。

しかし、糖質自体は私たちの体にとって重要なエネルギー源であり、脳や筋肉、肌細胞の正常な働きを支えています。

特に肌の新陳代謝や細胞分裂にはエネルギーが不可欠で、適切な糖質摂取は健康な肌を維持するための土台となります。

つまり、糖質を全く避けるのではなく、過剰摂取を控えつつ、質の良い糖質(玄米や全粒粉、野菜に含まれる複合炭水化物)をバランスよく摂ることが美肌につながるのです。

糖化を防ぐためにも、血糖値の急激な上昇を抑える食べ方や、抗酸化食品を一緒に摂ることが大切です。

 

全部やるのはストレス

美肌になりたい、健康になりたいと全部やろうとしてはいけません😅

 

ストレスに感じてしまうと逆効果になってしまいます。

できないことがあってもいいんです。

できる範囲で。

 

無理しても続かないので。

 

何もしなければ変わりません。

変わりたいのなら何か一つでも。小さな一歩が変化の第一歩。

執筆者:西記念神戸アカデミア美と健康のクリニック院長 木谷慶太郎

形成外科専門医 木谷慶太郎

日本形成外科学会 形成外科専門医

日本美容外科学会JSAPS 正会員

日本創傷外科学会会員 正会員

日本レーザー医学会 正会員

日本抗加齢医学会 正会員

アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医

アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医

経歴

  • 2010

    長崎大学医学部医学科卒業

  • 2010

    六甲アイランド甲南病院 初期臨床研修

  • 2012

    小野市民病院形成外科(現:北播磨総合病院)

  • 2013

    姫路赤十字病院形成外科

  • 2014

    神戸大学医学部付属病院形成外科

  • 2020

    西記念神戸アカデミアクリニック 

  • 2023

    ルネッサンス美容外科神戸院 院長

  • 2025

    西記念神戸アカデミア美と健康のクリニック 院長就任