美容皮膚科コラム

  • 2024.04.30
    • しわ

目の下のシワの原因は?自宅での対策とクリニックの治療法を解説

目元

目の下は皮膚が薄いため、外部刺激の影響でシワができやすい部位です。原因に応じて対策することで、シワを防ぐことができます。

今回は、目の下のシワができるメカニズムやシワの種類、対策、クリニックでの治療法などについて詳しく解説します。

目の下のシワができるメカニズム

メカニズム目の下のシワができるメカニズムは、皮膚の構造と老化に密接に関連しています。皮膚は表皮と真皮から成り立ち、真皮は肌のハリを保つための膠原線維や弾性線維で構成されています。加齢に伴い、真皮内の膠原線維や弾性線維が減少・変性し、肌のハリや弾力性が低下します。そうすると、重力にしたがって皮膚がたれ下がり、目の下にシワができます。

また、弾力性が低下すると、表情の癖によるシワもできやすくなります。そのほか、肌の乾燥によって水分量が低下することも、目の下のシワの原因です。

目の下のシワの種類

目の下のシワ紫外線の影響で肌が老化することを「光老化」といいます。加齢による老化では皮膚が薄くなるとともに色も薄くなります。一方、光老化は皮膚が厚くなるとともに色が濃くなることが特徴です。肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが破壊され、皮膚を支えられなくなることでたるみが現れます。

目の下のシワができるメカニズムを踏まえて、どのようなシワに分類されるのか詳しく見ていきましょう。

ちりめんジワ

ちりめんジワは、目の下にできる細かなシワのことです。肌の水分量の減少が原因のため、保湿不足や空気の乾燥、紫外線による水分保持力の低下などが重なることで発生します。目の下の皮膚は薄くて乾燥しやすいため、入念な保湿ケアと紫外線対策が必要です。

表情ジワ

表情ジワは、表情を作ったときにできるシワが癖になったものです。眉間に現れる縦ジワ、笑ったときの目尻や目の下のシワなどがあります。肌の弾力が低下することで表情ジワが現れやすくなります。

真皮ジワ

真皮ジワは、主に加齢の影響で真皮の膠原線維や弾性繊維が減少・変性し、肌の深い部分に刻まれるシワです。目の疲れも原因となるため、長時間のデスクワークで目を酷使している人やスマートフォンを過度に使用している人などにもみられます。

目の下のシワの対策方法

化粧水

目の下のシワを改善するためには、これ以上シワを深くしないようにすることも大切です。そのうえで、シワを改善する治療を受けましょう。目の下のシワの対策方法については次のとおりです。

シワに効果が期待できる基礎化粧品を使用する

シワに有効とされる基礎化粧品で日常的にケアすることで、シワの改善と予防が期待できます。たとえば、エンビロンやゼオスキンなどの製品はビタミンAを主成分として含んでいます。

ビタミンAは、目や皮膚・粘膜の健康を保つほか、抗酸化作用もあります。新陳代謝を活性化させるとともに、酸化ダメージを抑えることで、目の下のシワにアプローチします。

また、FAITHの製品は、コラーゲンを中心とした成分を含んでいます。コラーゲンは肌のハリや弾力を保つために重要な成分であり、シワに効果が期待できます。

水光注射で美容液を注入する

水光注射は、非常に細い針を使用して肌に有効成分を与える治療法です。美容液を肌に注入することでヒアルロン酸を補給したりコラーゲンの生成を促したりすることで、目の下のシワの改善が期待できます。

高周波治療でコラーゲンの生成を促す

高周波治療は、肌の奥深くに熱でアプローチすることで、コラーゲンの生成を促す治療法です。肌にハリが戻ることで目の下のシワの改善が期待できます。また、新陳代謝が活性化されることで、良好な肌へと導くことも可能です。

目の下のシワは神戸アカデミアクリニックにご相談ください

目の下のシワを自分で対策するのには限界があります。すでにできたシワは、基礎化粧品を見直すだけでは十分に改善できないため、まずは信頼できるクリニックに相談することが大切です。神戸アカデミアクリニックでは、目の下のシワの種類に応じて治療法をご提案しております。まずはお気軽にご相談ください。