【医師監修】エンビロンでビニール肌になる？原因と改善法を解説【兵庫県No.1取扱クリニック】

エンビロンを使い始めた方から

「ツルツルしているけど、なんだか皮膚が薄い気がする…」

「ビニール肌になってしまった？」

という相談を受けることがあります。

結論から言うと、エンビロンそのものがビニール肌をつくるわけではありません。

むしろ、使い方を間違えなければ、エンビロンは肌の再生力を高める“最強のスキンケアプログラム”です。

この記事では、形成外科専門医の立場から、

「ビニール肌とは何か」「なぜそう見えるのか」「正しい対処法」

をわかりやすく解説します。

「ビニール肌」とは、見た目はツルツル・ピカピカして一見きれいですが、

実は肌のバリア機能が低下している状態を指します。

主な特徴

• 皮膚が薄く、キメがなくツルっと光る

• 少しの刺激で赤み・ヒリつきが出やすい

• 保湿してもすぐ乾燥する

この状態では、外的刺激（紫外線や乾燥、摩擦など）に非常に弱くなります。

ビニール肌は一見ツヤがあるように見えるため、美肌との見分けが難しいかと思います。下記の項目に当てはまる数が多い方は、ビニール肌になっている可能性があります。ご自身の肌をチェックしてみましょう。

□スクラブやピーリングなどの角質ケア系アイテムが好きで、よく使っている

□ 洗顔後に肌がつっぱる

□何も塗っていない、乾燥しているのに、肌がビニールのように光る

□ 化粧水を塗るとヒリつく

□スキンケアのなじみが悪い

□メイクの崩れが早い

□皮脂の量が多くベタつく

ビニール肌になる原因は様々ですが、多くは日々の間違ったスキンケア方法が原因で起こります。

上記でも記載した通り、ビニール肌になってしまう1番の原因は“肌への刺激”です。

肌は摩擦や刺激にとても敏感です。メイクをしっかり落とそうとして、洗浄力の高すぎるクレンジングを使い続けると、肌に必要な水分や皮脂まで落としてしまいます

そして、過度な角質ケアも皮膚を薄くしてしまう原因となります。ピーリングは、ざらつき、くすみ、毛穴やニキビなどに効果がありますがやりすぎは禁物です。

他にも、日焼けやストレス、生活習慣の乱れによってターンオーバーが過剰に促進してしまうこともビニール肌の原因です。

エンビロンはビタミンAを主成分としたスキンケアで、

肌のターンオーバーを整え、バリア機能を回復させる優れた製品です。

しかし、高濃度ビタミンAを急に使用すると、

“レチノイド反応（A反応）”と呼ばれる一時的な刺激が起こることがあります。

A反応とは

• 赤み、乾燥、皮むけ、ピリつきなどの症状が出る

• 数日〜1週間で落ち着くことが多い

• 肌の再生が追いつかないまま強い刺激を与えると、「ビニール肌」のように見える

つまり、「ビニール肌になった」と感じる多くのケースは、A反応が強く出すぎた状態であり、エンビロンが原因ではなく使い方や導入ステップに問題がある場合がほとんどです。

自分が間違ったケアをしていないか一度クリニックに相談することをおすすめします。

エンビロンを使用すると、シミやシワ、ニキビや毛穴の開き等、様々な肌トラブルの改善に繋がります。

エンビロンに限らず、どんなスキンケア方法でも、自分に合っていなかったり、間違ったやり方をしていれば、ビニール肌などの肌トラブルを引き起こすリスクはあります。ビニール肌にならないためには、決められた容量や正しくスキンケアをす使用することと、自分の肌の状態を把握することが大切です。自分のスキンケア方法が正しいのかわからない方はクリニックやサロンでカウンセリングを受けることをおすすめします。

当院ではエンビロン取扱い経験豊富なスタッフと医師が肌状態を診察し、再導入のタイミングや使用濃度を個別に調整しています。

ビニール肌の改善方法は、それほど難しくはありません。日々のスキンケアでいくつかのポイントに気をつけると肌への刺激が軽減されて、ビニール肌などのトラブルを防げます。改善方法は以下の通りです。

ビニール肌は放置してしまうと治りが遅くなってしまいます。エンビロンの使用を中断しエンビロン取扱店に相談しましょう。

エンビロンは、ビタミンAの濃度を段階的に上げていく「ステップアップシステム」を採用しています。ご自身の肌状態に合った、濃度のビタミンAを補給するためには、エンビロン取扱サロンやクリニックで専門知識を持ったスタッフのカウンセリングを受けることをおすすめします。どういった肌状態であるかを把握し、正しく使うためには専門知識を持っている医師、スタッフのカウンセリングを受けていただくことが大事です。

ビニール肌は外部刺激に弱い状態でバリア機能も低下しているため、肌への刺激となる行動は控えましょう。

過度なピーリングは肌の刺激となるため一旦使用を中止してください。

また、ビニール肌は肌が乾燥しやすいため、クレンジングは洗浄力がマイルドなクリームやミルクタイプのものをおすすめします。

洗顔で泡立つジェルタイプ製品を使用する際はたっぷり泡立てて、指が肌に触れないようにして洗いましょう。

ビニール肌は肌の保水が弱くなっているためしっかりと保湿をすることも重要です。優しくハンドプレスするように保湿をしましょう。

ヒアルロン酸やセラミド等元々肌に存在する成分が配合されているスキンケアの使用をお勧めします。エンビロンの製品にもこれらの保湿成分が含まれている製品があります。気になる方はエンビロン取扱店でカウンセリングを受けてから購入しましょう。

ビニール肌はバリア機能が低下しているため、紫外線の影響で赤みや炎症を引き起こしやすくなります。

紫外線は季節問わず毎日降り注いでいるため、日焼け止めを欠かさず塗りましょう。肌刺激の少ないノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)製品の使用をおすすめします。

ビニール肌を恐れてエンビロンを避けるのはもったいないこと。

エンビロンは、正しい方法で使えば、肌本来の再生力を引き出す最も信頼できるプログラムです。

神戸アカデミアクリニックでは、

形成外科専門医の監修のもと、

ディプロマ取得スタッフが一人ひとりの肌に合わせてプランを立てます。

「エンビロンが合わないかも」「A反応かも？」と感じたときは、

自己判断せず、まずはお気軽にご相談ください。