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最強のニキビ治療|医師が解説するイソトレチノインの効果と副作用

暑すぎた夏が過ぎ涼しく過ごしやすい秋になりました。

快適と思いきや季節の変わり目は体も肌も変化についていけなくて調子を崩してしまうことがあります。

 

季節の変わり目には肌荒れニキビで受診する方が増えてしまいます。

 

アカデミア美と健康のクリニックにはニキビ治療の効果が強い『イソトレチノイン』を希望される方が増えています。

ニキビ治療最強『イソトレチノイン』

ニキビ治療のお薬の中でも、特に効果が高いと言われているのが「イソトレチノイン」です。これまで色々な治療をしてもなかなか改善しなかった重症のニキビにも効果が期待でき、世界中で多くの方に使われています。ただし、この薬にはとても大切な注意点があり、それが「妊娠との関係」です。

イソトレチノイン服用中の注意

イソトレチノインはビタミンAの仲間です。ビタミンAは人間の体をつくる上で欠かせない成分ですが、妊娠中に過剰に取り込まれると、赤ちゃんの体の発達に悪い影響を及ぼすことがあります。イソトレチノインはその作用が特に強く、妊娠中に内服すると赤ちゃんの脳や心臓、耳、目、顔の形などの発育に障害が出てしまうことが知られています。つまり、「妊娠中は絶対に使用してはいけないお薬」なのです。

服用をやめても注意が必要

イソトレチノインは体の中にしばらく残るため、飲み終わったからといってすぐに妊娠して良いわけではありません。医師の間ではさまざまな見解がありますが、当院では内服を終えてから6か月間は妊娠を避けることをお願いしています。これは、より安全に赤ちゃんを守るための配慮です。

男性が服用している場合は?

「男性がイソトレチノインを飲んでいるときに子どもをつくるとどうなるの?」という質問もよくいただきます。

男性の精液中にイソトレチノインが移行しますが、ごく微量であり、これが赤ちゃんに影響する可能性は非常に低いと考えられています。

そのため女性の服用に比べて制限は厳しくありません。ただし妊活を考えている場合は、安心のために医師にご相談いただくのがおすすめです。

妊娠を希望される方へ

イソトレチノインはとても有効なお薬ですが、妊娠との両立は難しい点があります。近い将来に妊娠を希望される方は、治療のタイミングを工夫することが大切です。例えば「妊娠はまだ先」と考えているときにニキビをしっかり治しておく、逆に「近い将来に妊娠を希望している」なら、別のお薬や方法での治療を選ぶ、といった調整が必要です。

安心して治療を受けるために

イソトレチノインを内服する際には、

  • (女性の場合)服用中と中止後6か月は避妊が必要であること

  • 妊娠を計画している場合は、医師とスケジュールを相談すること

  • 男性の服用は大きな問題にはなりにくいが、不安があれば相談すること

をしっかり理解していただくことが大切です。

患者さんの中には「早く治したいけど妊娠も考えている」「薬をやめてからどのくらい待てばいいのか不安」と悩まれる方も少なくありません。そのようなときは、一人で抱え込まずに必ず担当の医師にご相談ください。安全に治療を進めながら、将来のライフプランも大切にできるように、私たちも一緒に考えていきます。

イソトレチノインは正しく使えばとても心強いお薬です。副作用や注意点を理解したうえで治療を進めることで、安心してニキビ改善に取り組んでいただけると思います。

執筆者:西記念神戸アカデミア美と健康のクリニック院長 木谷慶太郎

形成外科専門医 木谷慶太郎

日本形成外科学会 形成外科専門医

日本美容外科学会JSAPS 正会員

日本創傷外科学会会員 正会員

日本レーザー医学会 正会員

日本抗加齢医学会 正会員

アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医

アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医

経歴

  • 2010

    長崎大学医学部医学科卒業

  • 2010

    六甲アイランド甲南病院 初期臨床研修

  • 2012

    小野市民病院形成外科(現:北播磨総合病院)

  • 2013

    姫路赤十字病院形成外科

  • 2014

    神戸大学医学部付属病院形成外科

  • 2020

    西記念神戸アカデミアクリニック 

  • 2023

    ルネッサンス美容外科神戸院 院長

  • 2025

    西記念神戸アカデミア美と健康のクリニック 院長就任