美容コラム
美容医療は「やりすぎない」が一番難しい

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
新しい年になると、
「今年こそ何か始めたい」
「少しでも若々しくなりたい」
そんな気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
美容医療に携わる立場として、
その前向きな気持ちはとても素敵だと感じています。
「今さら始めても遅いのでは?」
そう思われる方もいらっしゃいますが、
遅すぎてもう無理、ということはありません。
思い立ったときが、その方にとってのベストなタイミングです。
せっかくそういう気持ちになったのであれば、
大きく変えようとするのではなく、
予防的に、無理のない範囲から始めるのがおすすめです。
美容医療は、いつの間にか「足し算」になりやすい
最近の美容医療は、できることが本当に増えました。
レーザー、注射、注入、機械治療…。情報もSNSを通して、簡単に手に入る時代です。
その一方で、「足せば足すほど良くなる」そんな空気感が強くなっているようにも感じます。
でも実際には、足しすぎることで
・表情に違和感が出てしまったり
・不自然さが目立ってしまったり
することも少なくありません。
また、治療の価格が以前より身近になったことで、「少しずついろいろ試せる」反面、本来は全体を見て判断すべき治療が、部分的に切り取られて選ばれてしまうという場面も増えてきました。
美容医療は、足し算を重ねるほど良くなるものではなく、その方にとってのちょうどいいバランスを見極めることがとても大切だと感じています。
私が大切にしているのは「やりすぎないこと」
私が一番大切にしているのはやりすぎないことです。
シワを完全に消すこと
動きをすべて止めること
年齢をなかったことにすること
それが必ずしも「その人らしい美しさ」につながるとは限りません。
むしろ、
・表情は自然に動いている
・肌にツヤやハリがある
・疲れて見えない
そんな状態の方が、きれいに、若々しく見えることも多いと感じています。
「変える」より「整える」
当院でお話しする際、
よくお伝えしているのが、
変えるより、整える
という考え方です。
無理に何かを足すのではなく、
今あるものを活かしながら
少しだけ整える。
時間は戻せませんが、
印象は整えることができます。
今年も、必要な治療しか勧めません
新年だからといって、
特別なことを始める必要はありません。
わたしは
まず今の状態を診断して、
今のお悩みをしっかり聞いて、
本当に必要だと思う治療だけを、
今年もご提案していきます。
ときには、
「今はやらない方がいいですね」
とお伝えすることもあるかもしれません。
せっかく「これをやりたい」と思って
勇気を出して来院してくださったのに、
がっかりさせてしまうこともあると思います。
それでもそうお伝えするのは、
目先の変化よりも、数年先・もっと先まで含めてその方にとって不利になることはしてほしくないという気持ちがあるからです。
共感してくださる方に、無理なく、安心して相談していただける。
そんな場所でありたいと考えています。
最後に
美容医療は、人生を無理に変えるものではなく、
毎日を少し心地よくするためのものだと思っています。
今年も、派手さよりも堅実さを大切に。
どうぞよろしくお願いいたします。
