総合毛髪治療コラム
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20~30代の男性向け薄毛治療とは?種類や内服治療が必要な理由
近年、男女ともに美意識が高まり、歯科医院や美容院、美容外科に通うことがスタンダードとなっています。同様に、肌や頭髪の治療も注目されています。特に、若年性の薄毛に自覚がある方や薄毛家系でリスクがある方は、早めに治療を始めることが重要です。
今回は、20~30代の男性向けの薄毛治療の種類や、中でも内服治療が必要な理由について解説します。
20~30代の男性向け薄毛治療の種類
20~30代の男性向けの薄毛治療はさまざまです。薄毛の原因や進行状況に応じて、適切な治療を選ぶ必要があります。主な薄毛治療の種類を3つ紹介します。
ミノキシジル内服薬
ミノキシジル内服薬は、頭皮の表面から毛細血管に働きかけ、血流を増やすことで薄毛の改善を図る治療法です。外用薬に比べて効果が高い一方で、副作用のリスクがやや高い傾向があります。主な効果は血管拡張による血行促進で、これによって髪を作る毛母細胞の活性化が促されます。
服用開始から半年程度で発毛の効果が実感できますが、初期脱毛と呼ばれる一時的な抜け毛が起こることがあります。これはミノキシジルの効果が表れる前段階に起きる症状のため、医師のアドバイスに従って治療を続けることが大切です。
ミノキシジル外用薬
ミノキシジル外用薬は、頭皮に塗ることで髪のもとである毛母細胞を刺激し、髪の成長を促進する薬です。頭頂部や前頭の薄毛に対して高い効果が期待できます。頭皮に塗布するだけで簡単に使用できるため、日々のケアに取り入れやすいでしょう。
頭皮PRP注射
頭皮PRP注射は、自身の血液から採取した血漿を濃縮し、高濃度の血小板を含む血漿を頭皮に注入する治療法です。頭皮部分の組織を再生し、毛根の発育を促進することを目的としています。
PRPには、さまざまな種類の成長因子(サイトカイン)が存在しており、それぞれが異なる働きを持っています。
たとえば、TGF-β(Transforming Growth Factor-β)は結合組織を形成するための誘導や上皮細胞の増殖、血管内皮細胞の増殖、創傷治癒などに関与します。PDGF(Platelet-Derived Growth Factor)は幹細胞の分化やコラーゲンの産生、血管新生などに働きかけます。
これらの成長因子が複合的に作用することで、注入した部位の薄毛改善が期待できます。
なぜ薄毛には内服治療が必要なの?
薄毛治療に内服治療が必要な理由は、AGA(男性型脱毛症)の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)が頭皮のヘアサイクルを乱すことにあります。DHTは、男性ホルモンのテストステロンが乳頭毛細胞に取り込まれ、5α-リダクターゼと結合することで作られ、ヘアサイクルを退行期へと誘導して薄毛を引き起こします。
代表的なAGA治療薬のプロペシアやザガーロは、この5α-リダクターゼを抑制する内服薬であり、AGAの改善に効果的です。一方、ミノキシジルは細胞分裂を活性化することで発毛を促進します。
これらの内服薬はメカニズムが異なるため併用が可能です。外用薬ではDHTへアプローチできないため、薄毛を治療したい場合には内服薬を使用する必要があります。
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