総合毛髪治療コラム

  • 2024.02.29
    • 薄毛治療

20~30代の男性向け薄毛治療とは?種類や内服治療が必要な理由

近年、男女ともに美意識が高まり、歯科医院や美容院、美容外科に通うことがスタンダードとなっています。同様に、肌や頭髪の治療も注目されています。特に、若年性の薄毛に自覚がある方や薄毛家系でリスクがある方は、早めに治療を始めることが重要です。

今回は、20~30代の男性向けの薄毛治療の種類や、中でも内服治療が必要な理由について解説します。

20~30代の男性向け薄毛治療の種類

20~30代の男性向けの薄毛治療はさまざまです。薄毛の原因や進行状況に応じて、適切な治療を選ぶ必要があります。主な薄毛治療の種類を3つ紹介します。

ミノキシジル内服薬

ミノキシジル内服薬は、頭皮の表面から毛細血管に働きかけ、血流を増やすことで薄毛の改善を図る治療法です。外用薬に比べて効果が高い一方で、副作用のリスクがやや高い傾向があります。主な効果は血管拡張による血行促進で、これによって髪を作る毛母細胞の活性化が促されます。

服用開始から半年程度で発毛の効果が実感できますが、初期脱毛と呼ばれる一時的な抜け毛が起こることがあります。これはミノキシジルの効果が表れる前段階に起きる症状のため、医師のアドバイスに従って治療を続けることが大切です。

ミノキシジル外用薬

ミノキシジル外用薬は、頭皮に塗ることで髪のもとである毛母細胞を刺激し、髪の成長を促進する薬です。頭頂部や前頭の薄毛に対して高い効果が期待できます。頭皮に塗布するだけで簡単に使用できるため、日々のケアに取り入れやすいでしょう。

頭皮PRP注射

PRP注入の様子

頭皮PRP注射は、自身の血液から採取した血漿を濃縮し、高濃度の血小板を含む血漿を頭皮に注入する治療法です。頭皮部分の組織を再生し、毛根の発育を促進することを目的としています。

PRPには、さまざまな種類の成長因子(サイトカイン)が存在しており、それぞれが異なる働きを持っています。

たとえば、TGF-β(Transforming Growth Factor-β)は結合組織を形成するための誘導や上皮細胞の増殖、血管内皮細胞の増殖、創傷治癒などに関与します。PDGF(Platelet-Derived Growth Factor)は幹細胞の分化やコラーゲンの産生、血管新生などに働きかけます。

これらの成長因子が複合的に作用することで、注入した部位の薄毛改善が期待できます。

なぜ薄毛には内服治療が必要なの?

薄毛治療に内服治療が必要な理由は、AGA(男性型脱毛症)の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)が頭皮のヘアサイクルを乱すことにあります。DHTは、男性ホルモンのテストステロンが乳頭毛細胞に取り込まれ、5α-リダクターゼと結合することで作られ、ヘアサイクルを退行期へと誘導して薄毛を引き起こします。

代表的なAGA治療薬のプロペシアやザガーロは、この5α-リダクターゼを抑制する内服薬であり、AGAの改善に効果的です。一方、ミノキシジルは細胞分裂を活性化することで発毛を促進します。

これらの内服薬はメカニズムが異なるため併用が可能です。外用薬ではDHTへアプローチできないため、薄毛を治療したい場合には内服薬を使用する必要があります。

神戸アカデミアクリニックは通いやすさを追求しています

神戸アカデミアクリニックは、美容クリニックへの来院に抵抗がある方でも通いやすい環境を整えています。三宮に位置しながらも繁華街から離れており、他人の目を気にせず通える立地にあります。さらに、無料駐車場を3台完備しており、車での来院も便利です。待合室は個室ブースになっており、プライバシーがしっかりと守られています。

また、電話診療を導入しており、多忙で定期的な来院が難しい方でも治療が可能です。これにより、時間や場所に制約がある方でも安心して治療を受けることができます。神戸アカデミアクリニックは、患者の利便性とプライバシー保護に配慮しておりますので、薄毛が気になる方はお気軽にご相談ください。