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切らないクマ取りとは?ダウンタイム・痛みは?実際に体験してみた

切らないクマ取りとは?ダウンタイム・痛みは?実際に体験してみた

※掲載されているクリニックは広告・PRが含まれます。 ※コンテンツ内で医療サービスに申し込むと、売上の一部が編集部に還元されることがあります。※記事内の表示価格は全て税込価格 ※記事内で記載しているダウンタイム・効果に関しては個人差があります。

「切らないクマ取りって本当に切らないの?」
「切らないクマ取りは実際にはどんな施術なの?」

クマに悩んでいる人は、このような疑問を抱くことが多いのではないでしょうか。

本記事では、痛みに弱く、内出血が出やすい体質の筆者が実際に「切らないクマ取り」の施術を受けた様子をレポート。

「切らないクマ取り」の施術詳細や、施術の流れ、施術中・施術後の痛みや、医師に直接質問した施術を受ける際の注意点等について詳しく紹介します。

切らないクマ取り」を検討している人や、痛みが不安な人施術の様子を詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

目次

「切らないクマ取り」は皮膚の表面は切らずに下まぶたの粘膜側から脂肪をとる施術

「切らないクマ取り」は別名「経結膜脱脂(けいけつまくだっし)」「下眼瞼脱脂術(かがんけんだっしじゅつ)」とも呼ばれる施術。

TCBの目の下のクマ取り施術イラスト

目の下のクマや膨らみの原因である脂肪を、下まぶたの内側を切開して取り除きます。

「切らない」というフレーズにより、メス等を使わずにできる施術だと思っている人も少なくありませんが「皮膚の表面を切らない」という意味で「完全に切らない」「メスを使わない」という意味ではありません。

そのため、切らないクマ取りの施術を検討する際は「下まぶたの裏側は切る施術」ということを認識しておくことが大切です。

他のクマ取りとの違い!切らないクマ取りのメリット・デメリット

「切らないクマ取り」と他のクマ取り改善治療の違いを以下の表にまとめました。

スクロールできます
施術名 切らない目の下のクマ取り・
たるみ(ふくらみ)取り
再生注射 レーザー治療 切開法による目の下のたるみ取り
料金相場 226,000円〜287,914円
(平均相場:256,957円)
111,433円〜131,433円
(平均相場:121,433円)
21,780円~33,000円
(平均相場:25,593円)
268,812円〜395,587円
(平均相場:332,200円)
ダウンタイム 痛み・内出血:数日〜1週間程度 ほとんどなし
(まれに痛み・腫れ・内出血)
ほとんどなし 内出血・腫れ・鈍痛:1か月程度
完成:3か月後
持続期間 半永久 約6ヶ月〜1年程度 施術回数・日々のケアで変化 半永久
向いているクマ 黒クマ
赤クマ
青クマ
茶クマ
黒クマ
茶クマ 黒クマ
赤クマ
料金相場の算出方法について

他のクマ取り治療と比較した「切らないクマ取り」のメリット・デメリットについて詳しく解説します。

切らないクマ取りのメリット

  • 持続期間が「半永久」
  • 目の下の膨らんだクマ(黒クマ・赤クマ)を根本的に解決できる
  • 肌の表面に傷が付かないので施術後の傷跡に悩む心配がない

切らないクマ取りのメリットは、肌の表面に傷をつけずに、目の下の膨らんだクマを半永久的に改善できる点です。

施術料金は再生治療やレーザー治療などの施術料金(1回分)と比べると高いのですが「切らないクマ取り」は、再生治療やレーザー治療のように通院の必要がないので、最終的な料金はそれらの治療の施術料金と同等または安く済むこともあります。

「目の下の膨らんでいるクマが気になる」「クマを根本的に改善したい」という人は「切らないクマ取り」が向いている可能性があるので、ぜひクリニックで相談してみてください。

切らないクマ取りのデメリット

  • ダウンタイムが数日〜1週間程度と比較的長め
  • 脂肪をとりすぎると目の下が窪む・目の下のシワが増えることもある

「切らないクマ取り」は再生治療・レーザー治療等と比べてダウンタイムが長め。

個人差はありますが、腫れや内出血が数日〜1週間程度続きます。

また、脂肪をとりすぎると目の下が窪んでしまったり、目の下の皮膚が余ってシワが増えたりする恐れがあります。

そのため「本当に目の下の脂肪を取るのが向いているのか」ということを適切に判断してくれる医師を選ぶことが大切です。

クリニックの口コミや、医師個人のSNSに掲載されている症例写真等をよく調べて、医師を選びましょう。

また、人によっては「切らないクマ取り」が向いていない場合もあります。

少なくとも3つ以上のクマ取り改善治療を用意しているクリニックを選び、3〜4軒程度はカウンセリングを回ってみることで、自分に合ったクマ治療を見つけられるでしょう。

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「切らないクマ取り」はこんな人におすすめ!
  • 目の下の膨らんだクマ(黒クマ・赤クマ)に悩んでいる人
  • 肌の表面に傷をつけずにクマを改善したい人
  • 半永久的なクマ改善効果が欲しい人

【編集部の20代女性が体験】切らないクマ取りを受けてみた

筆者がクマ取り施術をお願いしたのは、TCB東京中央美容外科新宿西口院の村田大典医師。

村田大典医師
TCB東京中央美容外科の村田大典医師

村田大典医師は、クマ取りの症例が年間1,000件以上の医師。

TCB内でのクマ取り施術の予約数が都内でNo.3の人気を誇っています。

気さくでわかりやすいカウンセリングが人気の秘訣。

クマ取り以外にも、二重整形埋没法などの目元の整形を得意としているので「目元の整形について相談したい」という人は、ぜひ村田医師に相談してみてください。

資格・所属学会 日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本抗加齢医学会 会員
日本アンチエイジング外科学会 会員
日本静脈学会 会員
下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
所属院 TCB新宿西口院
所属院へのアクセス 〒160-0023
東京都新宿区西新宿1-17-1
日本生命新宿西口ビル 2F
新宿駅から徒歩1分
所属院の営業時間・休診日 10:00 ~ 19:00・不定休
SNS
インスタグラム
YouTube
TikTok

筆者は、クマに悩んでいるものの、どのような施術を受ければいいのかわからなかったため、以下の5種類のクマ取り改善治療を用意しているTCB東京中央美容外科でカウンセリングを受けて、最も向いているクマ取り治療を提案してもらうことにしました。

スクロールできます
施術名 切らない目の下のクマ取り・
たるみ(ふくらみ)取り
クマ取り再生注射 目の下のヒアルロン酸注射 グロースファクター注入 切開法による目の下のたるみ取り
施術料金 83,600円~458,000円 9,800円〜189,000円 19,200円~69,800円 38,800円 83,600円~547,800円
ダウンタイム 1~2週間程度 2〜3日程度 2〜3日程度 1~2週間程度 2週間~1ヶ月程度
持続期間 半永久 約6ヶ月〜1年程度 約6ヶ月〜2年程度 約3~6ヶ月 半永久
向いているクマ 黒クマ
赤クマ
青クマ
茶クマ
黒クマ
黒クマ
青クマ
茶クマ
青クマ
黒クマ
茶クマ
公式
TCBを選んだ理由
  • 5種類のクマ取り改善治療があり、自分に合った治療を提案してもらえそうだったため
  • 医師の診察・施術の解説が丁寧で信頼できた

切らないクマ取りのカウンセリング

TCB東京中央美容外科の村田大典医師のカウンセリング

カウンセリングでは、クマの原因や種類、改善方法についてわかりやすく解説してもらいました。

その後、村田医師がクマを詳しく診察・触診。

切らないクマ取りの施術前写真

筆者のクマは写真のように膨らんでいる「黒クマ」だったため「切らないクマ取りが向いている」という診察をしてもらいました。

黒クマの原因は眼窩脂肪の膨らみ。
眼窩脂肪によるクマの仕組み

セルフケアでの改善は難しく、切らないクマ取りでの改善が最適とのことです。

「切らない」と言っても、下まぶたの内側は切開される施術なので、ダウンタイムが不安なところですが、TCBでは、できるだけ内出血を抑えるために、施術中に工夫をしているそうです。

具体的には、目の下の脂肪を取るための傷を最小限にし、施術中は看護師1人がつきっきりで傷を保持。医師は脂肪の除去に集中することで、周りの組織への傷を最小限にしているそうです。

クリニックによっては、医師が一人で傷口を操作しながら、脂肪を除去する場合もあるようですが、人によっては内出血が強く出てしまうとのこと。

筆者は内出血が出やすい体質なので、内出血を出にくくするための工夫がされている点が特に安心できるポイントだと感じました。

また、村田医師は、理想の顔の好みになるための提案はもちろん、元々の顔に合った施術の提案をしてくれる医師。

そのため「自分のクマを改善するにはどの治療がいいのかわからないという人でも安心して施術を任せられる」と感じました。

そのほか、カウンセリング・診察時に答えてもらった疑問・質問については【こちら】で詳しく解説しています。

「クマはセルフケアで治すことができるのか」「切らないクマ取りでくぼみやすい人・くぼみにくい人の違い」などについて、村田医師の見解をあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

切らないクマ取りの実際の施術

編集部の20代女性が実際に体験した「切らないクマ取り」の施術の流れは以下の通りです。

「どのような流れで施術をおこなうのか知りたい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 点眼麻酔・笑気麻酔
  2. 内出血防止のための目元冷却
  3. 眼窩下神経ブロック・局所麻酔
  4. 目の下の脱脂・止血

施術前の問診票にも記載がありますが「麻酔をして気分が悪くなったことがある」「麻酔が効きにくい」という体質の場合は、あらかじめ医師や看護師にしっかり伝えておきましょう。

目の下の脂肪の区画

麻酔が終わると、目の下の裏側(粘膜)を切開して、上図の3つの部位から、医師が必要な量を見極めて脂肪を除去していきます。

切らないクマ取りで切除した脂肪

施術中は眼球を上の方に向けていて、何も見えないため、恐怖はあまり感じませんでした。

痛みについては【こちら】で詳しく解説しています。

「施術中の痛みが不安」という人は、ぜひ痛みに弱い筆者のレポートを参考にしてみてください。

切らないクマ取りのBefore・After

切らないクマ取りを受けた実際のBefore・Afterは以下の写真の通りです。

切らないクマ取りの施術前と施術1週間後

症例の詳細をみる

施術前はしっかりと膨らんだクマが出ていましたが、施術後は目の下の膨らみがスッキリとしているのがわかります。

筆者は内出血が出やすい体質のため、1週間経っても黄色い内出血が少し残っていましたが、メイクで隠せる程度なので、日常生活に支障はありませんでした。

筆者の場合は、施術から10日程度で、内出血が完全に引いて、写真のようなすっきりとした状態に。

膨らみによるクマがなくなり、とても満足いく結果となりました。

切らないクマ取りのダウンタイムの経過10日分を詳しく紹介!

切らないクマ取りの施術直後〜10日後までのダウンタイムの経過を、写真付きで詳しく紹介します。

「切らないクマ取りを受けてから、腫れ・内出血が引くまでの詳しい経過を知りたい」という人はぜひ参考にしてみてください。

施術直後|少しのむくみ感と麻酔による若干の肌の黄みが出る

切らないクマ取りの施術直後の写真

施術直後は目の周りに少しむくみを感じました。

見た目的には施術前のクマとあまり変わらず、麻酔による肌の黄みが薄く出ている程度。

施術終了直後は、麻酔の影響により視界がぼやけていたり、足元がフワフワするような感覚があったりします。

すぐに帰宅するのは危険なので、できるだけ上記の感覚が消える10〜15分程度は、クリニックで休ませてもらいましょう。

また「切らないクマ取り」の施術後は、腫れが完全に引くまではコンタクトができないので、視力が悪い人は、メガネを持っていくことをおすすめします。

施術4時間後〜施術翌日|腫れと薄い内出血が出てくる

切らないクマ取りの施術4時間後〜施術翌日の写真

施術から4時間経つと、むくんでいた目の周りが少し腫れて、クマがあった箇所がうっすら青くなってきます。

翌日になると、青かった箇所が赤い内出血に変わっていました。

このような内出血が出た場合は、清潔な布で包んだ氷やガーゼで内出血している箇所を冷やしましょう。

また、PCやスマホなどのディスプレイを見ずに目を休めておくことも大切です。

筆者は、内出血が出やすい体質な上に、施術翌日からPCのディスプレイを長時間見てしまったため、内出血が少し長引いてしまいました。

施術3〜5日後|赤紫の内出血が目立つようになる

切らないクマ取りの施術3〜5日後

施術3〜5日後は、写真のように内出血が目立つ状態が続きました。

内出血が出にくい人は、この時点で治りかけの黄色い内出血になっている人も多いようです。

内出血が出やすい体質の人は、施術直後から3日程度はしっかり目元を冷やして、目を休めておくことで、内出血が目立つ期間が減らせる可能性が高くなるようなので、ぜひ試してみてください。

施術6〜7日後|赤紫の内出血が小さくなり、黄色い内出血になる

切らないクマ取りの施術6〜7日後

施術から1週間程度経つと、内出血の色は黄色になっていきます。

内出血が赤紫のうちは冷やすことを推奨されていますが、黄色くなったら適度に温めることで、早く内出血を目立たない状態にできるそうです。

内出血が黄色くなってきたら、人肌のホットタオルで温めたり、40度程度の浴槽に浸かったりして、適度に温めるようにしましょう。

施術8〜9日後|黄色い内出血が徐々に薄くなり、メイクでほぼ完全に隠せるように

切らないクマ取りの施術8〜9日後

施術から8〜9日経つと、黄色い内出血も薄くなってきます。

メイクでほぼ完全に隠せるようになってくるので、特に内出血が出やすい人の場合、出かける予定を入れるのはこの頃が良いでしょう。

黄色の内出血は、青・パープル系のコンシーラーを使うと、より目立たなくなるので「黄色くなってきた内出血を上手に隠したい」という人は、ぜひ試してみてください。

施術10日後|内出血がおさまり、目立つダウンタイムは終了

切らないクマ取りの施術10日後の写真

施術から10日経つと、内出血もおさまり、目立つダウンタイムは終了しました。

目立たない腫れが引いたり、傷が完全に安定するまでには、1〜3ヶ月程度かかることが一般的なようですが、長くても10日程度でいつも通りの生活に戻れるでしょう。

筆者の場合は、二重埋没や小鼻縮小などの他の美容整形の際にも長めに内出血が出たので、内出血に対する心の準備ができていましたが「初めて美容整形をする」という場合は「思ったより腫れた!」「思っていたより内出血が出た!」と驚いてしまうかもしれません。

特に初めて美容整形をする場合は、施術後の冷却や休息を十分すぎるほどにおこなって、できるだけ内出血を小さく抑えるようにしましょう。

切らないクマ取りのダウンタイム中の過ごし方

切らないクマ取りのダウンタイムの症状が続く期間は、個人差がありますが、数日〜1週間程度で目立った内出血や腫れはおさまります

内出血が出にくい人は、施術後3〜5日程度で施術前とほとんど変わらない生活を送れるようです。

筆者の場合は、元々内出血が出やすい体質であることと、施術後すぐに目を酷使するデスクワークをおこなったことで、内出血がおさまるまでに1週間程度の時間を要しました。

施術後「できるだけ早く元の生活がしたい」「あまり仕事を休めない」という人は、以下の点に気をつけることで、ダウンタイムを少なくすることができるようなので、ぜひ参考にしてみてください。

  • PCのディスプレイやスマホの画面を見ずに目を休める
  • 清潔なガーゼなどの柔らかい布で包んだ氷・保冷剤を使って目元を冷やす
  • 塩分の多い食事を控えて、バナナなどの「カリウム」の多い食事をとる

特に「PCディスプレイ・スマホ画面を見ずに目を休める」ことは非常に重要です。

光によって、施術後の敏感な目が疲れてしまい、頭痛を誘発する原因にもなります。

そのため、少なくとも3日程度はしっかり休む時間をとっておくと安心できるでしょう。

【痛みに弱い筆者の感想】切らないクマ取りの施術中・施術後の痛みについて

「切らないクマ取りを受けたいけど、施術中の痛みがどれくらいなのか不安」
「痛みが不安でなかなか決心できない」
という人は少なくないでしょう。

筆者は痛みにかなり弱く、感染症の予防接種の際はあまりに怖がるため、スタッフさんが3人がかりで押さえてくれたほどです。

ここでは、痛みに弱い筆者が、実際に切らないクマ取りの施術を受けた際の施術中・施術後の痛みについてレポートします。

「施術中はどれくらい痛いのかな」「施術後は痛みが続く?」という疑問がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

切らないクマ取りの施術中の痛みは麻酔を打つ時のみ感じた

結論からいうと、施術中の痛みは麻酔を打つ時以外はほとんど感じませんでした。

今回の施術では、以下の麻酔を使ってもらいました。

  • 笑気麻酔
  • 点眼麻酔
  • 眼窩下神経ブロック
  • 局所麻酔

特に痛みを感じたのは「眼窩下神経ブロック」

頬のあたりに打ち、以下の範囲に効く麻酔です。

眼窩下神経ブロック麻酔の範囲

刺された瞬間にチクっとした痛みを感じ、その後に針が刺さっている箇所が圧迫されているような感覚の麻酔でした。

眼窩下神経ブロックを打った後は、ほとんど痛みを感じずに施術を受けられたので、痛みに弱い筆者も次第に緊張状態からリラックス状態に。

眼窩下神経ブロックが効く範囲外である目の外側の脂肪を取る際は、局所麻酔を追加してくれていたようですが、笑気麻酔のリラックス効果のおかげか、チクっとした痛みも感じずに続けてもらえました。

施術後の痛みはほとんど感じない

施術後も痛みはほとんど感じませんでした。

施術直後は、点眼麻酔が残っているため、視界がぼやけている状態が15分程度続きましたが、座って休めば問題なく元の視界に戻ります。

施術から3〜4時間程度経つと、目の奥の方で頭痛に似た痛みを感じましたが、処方された痛み止めを飲み、安静にすることで、痛みはおさまりました。

筆者の場合、翌日以降は痛みを感じませんでした。

個人差はあるかと思いますが、施術後の痛みは感じにくい施術だと考えられます。

万が一、施術後も痛み止めが効かないほどの強い痛みがあったり、そのような痛みが長引いたりした場合は、すぐにクリニックに連絡して、診察を受けたり、対処法を聞いたりしましょう。

実際に受けてみて感じた「切らないクマ取り」で失敗を避けるためのポイント

実際に施術を受けてみて感じた「切らないクマ取りで失敗しないためのポイント」は以下の通りです。

  • 自分に一番向いているクマ治療を提案してくれるクリニックを選ぶ
  • 施術直後〜赤紫の内出血が出ている間は施術部位を冷やして目を休ませる
  • クマ改善治療の症例数が年間600件以上の医師に相談する

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

自分に一番向いているクマ治療を提案してくれるクリニックを選ぶ

膨らんで見えるクマは全て「切らないクマ取りが向いている」と考えがちですが、骨格や目元の皮膚の様子によっては、注入系の治療や皮膚の切開が必要な場合があります。

カウンセリング時にしっかり自分のクマの様子や骨格を確認しながら、一番向いているクマ取り治療を提案してくれるクリニックを選ぶことが大切です。

また、医師によって見解が異なる場合があるため、カウンセリングは3〜4軒回ってみてから施術を決めることをおすすめします。

カウンセリングに行ってみると、自分が思っていたのと違う提案をされることも多々あるので、複数の医師の意見を聞いてから、施術を決めることで、失敗や後悔を避けられるでしょう。

施術直後〜赤紫の内出血が出ている間は施術部位を冷やして目を休ませる

「切らないクマ取り」に限らず、美容整形施術で気になるのがダウンタイム。

「できるだけ短く済ませたい」という人は少なくないでしょう。

腫れや内出血は体質によるものも大きいのですが、施術後の過ごし方によっても期間の長さが左右されます

筆者のように施術直後から目を酷使するデスクワークをおこなうことは避け、少なくとも3日程度は、施術部位を冷やして目を休ませるようにしましょう。

クマ改善治療の症例数が年間600件以上の医師に相談する

クマの改善は自分に合っているものを勧めてもらうことがとても大切です。

医師を選ぶ際は、クマ改善治療を多く担当している医師を選ぶと安心です。

具体的には、年間600件以上のクマ改善治療を担当していると「クマ改善治療に慣れている」と言えるでしょう。

また、クリニックのHPや、医師個人のSNSで詳しい症例を見れるので、好みの症例がある医師を選ぶと、カウンセリング時にイメージを共有しやすくなります。

以下のような「学会」に所属しているかどうかも、医師の知識・技術の1つの指標となるので、医師を選ぶ際は参考にしてみてください。

スクロールできます
学会名 専門資格取得要件
日本
形成外科学会
  • 2年間の初期研修後に形成外科で4年間の研修プログラムを修め、
    資格試験に合格する
JSAPS
  • 形成外科学会専門医資格を3年以上持っている医師が申請可能
  • 申請から3年以内に審査に合格し、
    学会で定められている経験症例を持っている必要がある
JSAS
  • 美容外科での現場経験が5年以上ある
  • 5回以上の学会出席および同等の研究などの
    学術活動が理事長に認められる
  • JSASの専門医が常勤する施設で、
    所属長に承認された医師

【医師に聞いた!】切らないクマ取りに関する3つのギモン

ここでは実際に執刀してくれたTCB東京中央美容外科の村田大典医師に聞いた「切らないクマ取り」に関する以下の3つギモンについて、医師の説明を踏まえて詳しく解説します。

  • 「目の下の膨らんだクマはセルフケアで治すことは可能ですか?」
  • 「脂肪の取りすぎでくぼむのが心配・・・くぼみやすい人・くぼみにくい人の違いは?」
  • 「切らないクマ取りは何歳で受けるのがおすすめですか?」

切らないクマ取りを検討している人や、クマの改善治療をするか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

「目の下の膨らんだクマはセルフケアで治すことは可能ですか?」

編集者
目の下の膨らんだクマは、目の周りのエクササイズや、市販のアイクリームでも改善できますか?
村田医師
結論から言うと、膨らんでいるクマのセルフケアでの改善は難しいです!
編集者
そうなんですね!膨らんでいるクマの改善に一番効果が期待できる施術はなんですか?
村田医師
膨らんでいるクマの原因は「眼窩脂肪」です。
なので、眼窩脂肪を取り出す施術である「切らないクマ取り」か「切開法による目の下のたるみ取り」がおすすめ!
特に30代以下で、まだ目元の皮膚にハリがある場合は、顔の表面に傷がつかない「切らないクマ取り」で、クマを大きく改善できることが多いです。

「切らないクマ取りは何歳で受けるのがおすすめですか?」

編集者
切らないクマ取りが向いている年齢はあるのでしょうか?
村田医師
膨らんでいるクマだと気がついたら、出来るだけ早く脂肪を取るのがおすすめです!
目元の皮膚は非常に薄く、個人差はありますが、30代後半あたりからたるみが強く出やすくなる場所です。

そのため、目の下の皮膚がたるんでいる状態で脂肪取りだけをおこなってしまうと、目の下のたるみが強くなってしまう恐れがあります。

編集者
若い人であれば、切らないクマ取りの施術後にたるむ可能性は低くなりますか?
村田医師
個人差はありますが、20〜30代であれば、脂肪を取った後の皮膚の治癒能力がまだ高いので、脂肪を取った後に目の下がたるむ可能性は低くなることが多いです。
編集者
目の下がたるみやすくなるのは何歳くらいからでしょうか?
村田医師
これに関しても個人差があるのですが、多くの場合、35歳以降になると、脂肪を取った後の治癒能力が比較的低かったり、目の下のたるみが強かったりするため「切らないクマ取り」だけだと、目の下が大きくたるんでしまう恐れがあります。
編集者
たるみやすい人の目の下の膨らみやクマを改善する場合は、どのような治療がおすすめですか?
村田医師
目元の様子を見てからの判断になるのですが「切らないクマ取り」で脂肪を取った上で、ヒアルロン酸や再生注射で目元のハリを出したり「切開法による目の下のたるみ取り」で脂肪と一緒に余分な皮膚も切除したりする施術を勧めることがあると思います。
ダウンタイムや、施術のリスクも気になると思うので、ぜひその辺りの不安もあわせて、カウンセリング時にご相談ください!

「脂肪の取りすぎでくぼむのが心配・・・くぼみやすい人の特徴は?」

編集者
目の下のクマ取りで、脂肪を取りすぎてしまうと「目の下がくぼんでしまう」と聞いたことがあるのですが、くぼみやすい人の特徴は何かありますか?
村田医師
くぼみにくい骨格・脂肪のつき方があります。

切らないクマ取りでくぼみやすい人の特徴

村田医師
この画像のように、クマの下にもう1本線があるように見える人は、目の下の脂肪をとりすぎると、目の下がくぼんでしまい、さらに暗く見える恐れが。
頬骨の下の脂肪・ハリが少ない人は目の下の脂肪をとりすぎると、ゴルゴ線が目立つようになってしまう恐れがあります。
編集者
そのような骨格・脂肪のつき方の場合はどのようなクマ改善治療がおすすめですか?
村田医師
クマを目立たなくして、顔を若々しく保つには、できるだけ凹凸を少なくすることが大切です。

膨らんでいるクマの他にくぼみがある場合や、顔のハリが少ない場合はヒアルロン酸や再生注射などの注入治療で、凹凸を目立たなくする治療を勧める場合が多いでしょう。

実際の施術に関しては、顔の脂肪のつき方・骨格も含めて提案させていただくので、ぜひカウンセリングで気軽に聞いてください!

村田医師と編集者の写真

切らないクマ取りでよくある質問

Q. 目の下の切らないクマ取りのダウンタイムはどのくらいの期間?
A.

個人差がありますが、数日〜1週間程度で目立った内出血や腫れはおさまります。

施術後3〜5日程度で施術前とほとんど変わらない生活を送れるようです。

「できるだけ早く元の生活がしたい」「あまり仕事を休めない」という人は、以下の点に気をつけることで、ダウンタイムを少なくすることができるようなので、ぜひ参考にしてみてください。

  • PCのディスプレイやスマホの画面を見ずに目を休める
  • 清潔なガーゼなどの柔らかい布で包んだ氷・保冷剤を使って目元を冷やす
  • 塩分の多い食事を控えて、バナナなどの「カリウム」の多い食事をとる
  • 果物 バナナ、アボガド、リンゴ、キウイ、干し柿など
    野菜 カボチャ、ブロッコリー、小松菜など
    豆類 冷凍枝豆、アーモンド、ピーナッツなど
    肉・野菜 鮭、カツオ、ブリ、鶏ムネ肉、鳥モモ肉、豚ロース肉など
Q. 切らないクマ取りの施術後の過ごし方は?
A.

切らないクマ取りの施術後は、腫れが引くまで以下の行為を避けて過ごしましょう。

  • 長風呂・飲酒・激しい運動などの血流が良くなる行為
  • 目を擦るなどの刺激を与える行為
  • コンタクトの装着(1週間は必ず)
  • 不潔なメイク道具でのアイメイク
    (痛みがあるうちは特に避ける)

また、切らないクマ取りの施術後は目が疲れやすい状態です。

細かいものを見たり、ディスプレイを長時間見たりするなど、目に負担をかける行為も、少なくとも3日程度は避けるのが良いでしょう。

また、処方された抗生剤・点眼薬を指示に従って服用することも大切。

特に抗生剤は「飲み切り」で指示されることがほとんどです。

飲み忘れが心配な人は、あらかじめリマインダー等を設定しておくと良いでしょう。

Q. 切らないクマ取りは何年もつ?
A.

加齢によって症状が再発することもまれにありますが、基本的に切らないクマ取りの持続期間は半永久です。

目元を擦らない・メイクを落とす際の刺激を最低限にするなどの工夫で、加齢による再発を最低限にできるでしょう。

目の下の膨らみのあるクマを根本的に解決したい人は「切らないクマ取り」で改善しよう

「切らないクマ取り」は、目の下の脂肪が膨らんで見える黒クマ・赤クマの改善が期待できる施術です。

ダウンタイムは数日〜1週間程度と、比較的長い施術ですが、半永久的なクマの改善が見込めます。

「切らないクマ取り」が向いている場合は、目の下の脂肪を除去することで、スッキリとした目元を手に入れられるので、ぜひ一度医師に相談してみてください。

「膨らんでいるクマを根本的に改善したい」「コンシーラーで隠せないクマを改善したい」という人は、「切らないクマ取り」で、黒クマ・赤クマの改善を目指してみてはいかがでしょうか。

記載内容について

※本記事は、2023年12月20日に更新しています。

※記事内の表示価格は全て税込価格
※記事内で記載しているダウンタイム・効果に関しては個人差があります。

クリニックの情報は、2023年12月20日現在の情報のため、メニュー・料金の変更がある場合があります。詳しくは各クリニックの公式サイトでご確認ください。

また、本記事で取り上げる施術は原則自由診療によるものです。自由診療では公的医療保険制度は適用されず、費用はすべて自己負担になります。費用については事前によく確認し、納得のうえで施術を受けるようにしてください。

リスク・副作用について

切らない目の下のクマ取り・たるみ(ふくらみ)取りには、リスク・副作用があります。施術内容とともにリスク・副作用について医師に確認し、不明な点は相談して、納得してから施術を受けるようにしましょう。
リスクや副作用には、下記のようなものがあります。

  • 痛み、腫れ
  • 内出血
  • かゆみ・むくみ
  • 違和感・目のかすみ
  • 傷跡

▼参考文献

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