美容皮膚科コラム
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ボトックス治療とは?メリット・デメリット・受け方
ボトックス治療は、表情筋の動きを抑制することで若々しい外見を実現するための美容治療です。手軽に受けられることから「プチ整形」と呼ばれていますが、メリットとデメリットの両方を確認したうえで施術を検討しましょう。
この記事では、ボトックス治療のメリットとデメリット、受け方について詳しく解説します。
ボトックス治療とは
ボトックス治療は、ボツリヌス菌が作り出すタンパク質を利用して、筋肉の動きを抑える美容治療です。シワの改善だけでなく、エラの張りを和らげたり、肩こりやふくらはぎの張りを軽減したりする効果も期待できます。
ボトックス治療の効果のメカニズム
シワは、表情筋の動きによって皮膚が繰り返し折りたたまれることでできるものです。たとえば、笑ったり、しかめっ面をしたりすると、同じ部分の皮膚が何度も折り曲げられます。
若いうちは、肌には弾力があり、新しい細胞も多いため、折りたたまれた皮膚もすぐに元に戻ります。しかし、年齢を重ねると、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚が元に戻りにくくなり、折りたたまれた跡が残るようになります。
ボトックス治療は、ボツリヌス菌が作り出すタンパク質が筋肉に分布している神経の受容体をブロックすることで、表情筋の過剰な働きを抑えます。その結果、シワが目立たなくなり、お顔の悩みの改善が期待できます。
ボトックス治療のメリット
ボトックス治療には多くのメリットがあります。具体的な例を挙げながらメリットについて詳しく解説します。
ダウンタイムがほとんどない
ボトックス治療は、施術後のダウンタイムがほとんどありません。施術直後に仕事や日常生活に戻ることができるため、忙しい方でも気軽に受けることができます。
ほぼ確実にシワを改善できる
ボトックス治療は、ほぼ確実にシワを改善できる方法として広く認知されています。特に、眉間や額、目尻のシワに対して高い効果が期待できます。
施術後すぐに効果が現れる
ボトックス治療は、施術後すぐに効果が現れるという特徴があります。通常、施術から数日以内にシワの改善が見られ、効果が最大化されるのは施術から約2週間後です。
ボトックス治療のデメリット
ボトックス治療には多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。ボトックス治療のデメリットについて詳しく見ていきましょう。
施術する医師の技術が問われる
ボトックス治療の効果は、施術する医師の技術に大きく依存します。表情を作る筋肉に直接作用するため、注射の位置や量を正確に管理する必要があります。技術不足の医師による施術は、効果が不十分であったり、不自然な表情になったりするリスクがあるため、施術を受けるクリニックや医師を慎重に選ぶことが大切です。
効果を維持するには定期的な施術が必要
ボトックス治療の効果は、通常4〜6ヶ月程度持続します。効果を維持するためには、定期的に施術を受ける必要があります。
ボトックス注射は形成外科専門医による治療がおすすめ
ボトックス注射は、筋肉に作用して表情を作る筋肉の動きを抑制するため、施術する医師の技術が非常に重要です。特に、筋肉や皮膚の構造を深く理解している形成外科専門医による施術は、満足度の高い仕上がりを期待できます。
形成外科専門医は、顔面の解剖学に精通しており、どの筋肉にどの程度のボトックスを注入すべきかを的確に判断できます。これにより、自然な表情を保ちながら、シワやたるみを効果的に改善することができます。
現在、韓国や中国など様々なメーカーのボツリヌストキシン製剤が市場に出回っていますが、品質や安全性には差があります。
神戸アカデミアクリニックでは、国内で唯一厚生労働省の許可を取得しているアラガン社のボトックスビスタ®を使用しています。ボトックスビスタ®は、世界中で広く使用されている製剤で、厳格な品質管理の下で製造されており、不純物の混入がほとんどありません。これにより、アレルギー反応や副作用のリスクが極めて低く抑えられています。
さらに、 世界中で広く使用されており、その効果と安全性は多くの医療機関で実証されています。日本国内でも多くの形成外科専門医が使用しており、高い信頼性があります。ボトックス治療は、神戸アカデミアクリニックまでお気軽にご相談ください。