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「脱毛するなら未来を見据えて医療脱毛|エステ脱毛との比較

医療脱毛とエステ脱毛、どちらを選ぶべきか迷っている方は少なくありません。何を優先するのか、何を重要視するのかで変わると思いますが、
今を楽しむならエステ脱毛
未来を見据えるなら医療脱毛
エステ脱毛の“誤解”と“現実”
エステ脱毛では「毛がなくなる」と思って契約する方が多いですが、これは大きな誤解です。実際に行われているのは「光脱毛(フラッシュ脱毛)」で、毛根を一時的に弱らせて毛が生えにくくするだけ。毛根を破壊する力はなく、必ず時間が経てば再び毛が生えてきます。
本来「永久脱毛」という表現は医療機関で行うレーザー脱毛にしか使えません。現在は法規制により、エステが「永久脱毛できます」と広告することはできなくなりました。しかし現実には、「自己処理いらず」「ずっとつるすべ肌」といった、永久脱毛を連想させる表現で消費者を誘っているケースが少なくありません。これは非常にグレーであり、誤解を招く典型例です。
さらに深刻なのは、一部のエステで本来医療機関でしか扱えない強力な機器を使用し、違法な医療行為に踏み込んでいる事例があることです。火傷や色素沈着といったトラブルは後を絶たず、「効果が中途半端」か「危険を伴う」かの二択に陥りやすいのがエステ脱毛の闇だといえます。
もちろんエステ脱毛にもしっかりとした効果があり、脱毛を考える場合の選択肢の一つとしていいでしょう。毛を減らして処理をラクにする減毛効果があり、かつ、エステでおこなう光を用いた脱毛は医療のレーザーに比べると痛みは少ないのが一般的です。
エステ脱毛がおススメの方
・毛の処理の回数を減らしたい
・痛いのは絶対に嫌
・料金をできるだけ安く抑えるために、効果は妥協できる
注釈:光脱毛とレーザー脱毛の違い
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光脱毛(エステ脱毛):出力が弱く、毛根を破壊できない。効果は一時的で必ず再び毛が生える。出力が弱いため痛みを感じにくい。
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レーザー脱毛(医療脱毛):高出力レーザーで毛根を選択的に破壊し、再生できないため唯一「永久脱毛」が可能。出力が強いため光に比べて痛みを感じやすい。
医療脱毛は唯一「永久脱毛」が可能
医療脱毛は、医師の管理下で厚労省承認のレーザー機器を用い、毛根を破壊することで 科学的根拠に基づいた「永久脱毛」 が可能です。もちろん痛みや一時的な赤みを伴うこともありますが、それも医学的に説明ができ、安全性を担保したうえで確実な効果を得られるのは医療ならではの強みです。
医療脱毛がおススメの方
・つるつるになりたい
・毛の処理から解放されたい
・将来のことを考えて効果が長く続く方が良い
・多少料金がかかっても、効果や安全性を重視したい
※永久に0本になるわけではありません。ごくわずかに一部発毛する可能性があります。
介護脱毛という視点から
近年注目されている「介護脱毛」は、将来介護を受ける際の衛生面や快適さを考えてVIOを処理する目的で始める方が増えています。しかし本当に大切なのは VIOに限らず全身のムダ毛 です。
寝たきりや体が不自由になったとき、体毛があると排泄物や汗が絡み、皮膚トラブルや臭いの原因になりやすくなります。つまり介護脱毛とは単なるVIO処理ではなく、「人生後半を快適に過ごすための全身ケア」 と捉えるべきなのです。
脱毛まとめ
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エステ脱毛 → 永久脱毛ではない。一時的な減毛効果。グレーな広告や違法行為のリスクが存在。
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医療脱毛 → 唯一、永久脱毛が可能。安全性と効果が科学的に担保されている。
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介護脱毛 → VIOに限らず全身を見据えることで、将来の介護や衛生面で大きな安心につながる。
脱毛は「今の美しさ」だけでなく「未来の快適さ」への投資です。だからこそ、選ぶべきは医療脱毛です。
執筆者:西記念神戸アカデミア美と健康のクリニック院長 木谷慶太郎

日本形成外科学会 形成外科専門医
日本美容外科学会JSAPS 正会員
日本創傷外科学会会員 正会員
日本レーザー医学会 正会員
日本抗加齢医学会 正会員
アラガン社 VST(ボトックスビスタ)認定医
アラガン社 ヒアルロン酸バイクロスシリーズ注入認定医
経歴
2010
長崎大学医学部医学科卒業
2010
六甲アイランド甲南病院 初期臨床研修
2012
小野市民病院形成外科(現:北播磨総合病院)
2013
姫路赤十字病院形成外科
2014
神戸大学医学部付属病院形成外科
2020
西記念神戸アカデミアクリニック
2023
ルネッサンス美容外科神戸院 院長
2025
西記念神戸アカデミア美と健康のクリニック 院長就任
